厳しい現実を生きるにはディベート力が必要です。
議論が苦手な人、気が弱い人は、議論をしている最中に、弱気になり、きっと自分は反撃に遭い、不利な立場に立たされると勝手に想像(「予期不安」という)し、攻める手をゆるめてしまいがちになる。この予期不安を抱くと、戦わずして自滅してしまいます。
それを繰り返していると、負けの習慣がついてしまうことでしょう。
予期不安を払拭するためには、とにかく言いなりにならないことです。
何か言われたとき、とりあえず抵抗の姿勢を示す癖をつけることが必要です。
ヤクザであろうが上司であろうが同じです。
今のやくざは、凶暴に見えるだけで、あなたより法律を熟知して、法律を恐れています。
あなたに予期不安を抱かせ、あなたの口から承諾を得たいだけなのです。
ヤクザだけではありません。警察や検察の取り調べも同じです。
あなたが、ディベートの力を身につけていれば、自分の人生を棒に振るようなことはありません。
私は、十数年前、ある詐欺事件に関して警察や検察から調書を取られたことがあります。
彼らは詐欺事件として立証するために、どうしても私から「騙された」と供述を得たいようです。
私が「騙された」と吐けば、執拗な取り調べからは解放されるかもしれません。
でも、業務システムが有効に働いていないことを自認することになるので、会社の信用を傷つけます。
そこで徹底的に抵抗しました。
おかげで、警察から2日間、検察から2日間、事情聴取を受けることになります。
中身について詳しいことは言えませんが、警察も検察官も手口は同じです。
心理戦でいかに予期不安を抱かせるかということに力点が置かれています。
この事件以来、私は、日本にはえん罪事件が予想以上に存在していると思うようになりました。
生まれながらにして強い心理を備えた者はそんなにいません
。最初は、みんな弱かったのです。
ある時点で、強くなろうと決心し、がんばった人は多いのではないでしょうか。
弱いままだと、予期不安を引き起こします。
弱い性格だと不安のスパイラルはどんどん進み、犯罪や自殺にまで追い込まれる人もいます。
上司や、取引先に、突然、無理難題を押しつけられ、パニックに陥りそうになったら、機械的でいいから、次のとおり答えましょう。
1 責任は、あなたがとってくださいね。
2 あなたの意見はどうなのですか。
3 先のことなど誰にもわからないではないですか。
4 すぐには返事ができかねます。
さらに、上級編をいくには、相手の「痛み」を予測し、逆手に取ることです。
1 私がノーと言えばあなたは上司に処分されるのですか。
2 マスコミ(警察)に勤める友人にそのことを相談してみるつもりです。
3 私はいつでも会社を辞める覚悟はできています。一緒に辞めませんか。
4 困るのはあなたで、私ではありません。
あなたがこれから生きていく上で「ディベート」の力は必要です。
ぜひ、「進む」のボタンを押してディベート力を磨いてください。
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