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誰にでもできる「セミナー講師」になって稼ぐ法
(DO BOOKS)松尾 昭仁 価格:¥ 1,575
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人前で話すことを苦手にしている人は多い。
kougaiもその中の1人だ。
その苦手を克服して、腕に磨きをかけ、自分の講演を聞いた人から感謝されるまでに上達できたら、どんなに素晴らしいことであろうか。
『誰にでもできる「セミナー講師」になって稼ぐ法』は、セミナー講師や、講演主催者となるための解説書である。
行政書士などの士業にとっても、営業職にとっても、顧客開拓は大変だ。
ところが、自らがセミナー講師となって講演を開くと、こちらから足を運ばなくても、講演を聴いたり、評判を聞きつけた人が向こうからやってきて、頭を下げて仕事を頼まれるようになる。
その違いは大きい。
自己をブランディングするための最短かつ確実な方法であるといえるかもしれない。
もちろん、講師料の魅力も大きい。
ブックカバーに行政書士でセミナー講師としても知られている丸山学氏から寄せられたメッセージが載っている。
「こんな書籍が出版されるのは正直、ちょっと「ずるいな」と、思ってしまいます。個人ブランディングと集客のためにセミナー開催が欠かせないと気づき、私は4年という年月をかけてこれらのノウハウを必死で会得してきたというのに、それが1冊の書籍にまとまってしまっているのですから・・・」
この本を読み通してわかったことは、セミナー講師になることは、それほど難しいことではないということだ。
人前で話すこと自体に不安があるのに、いきなりセミナー講師になろうなんて、飛躍のしすぎといった感もあるが、目標は大きいほどいい。レバレッジ効果を働かせて、一挙に人前で話したくてしょうがない人間になれれば、こんなにいい話はない。
松尾氏が講師業を始めようと思ったとき、その場でとった行動がおもしろい。
松尾氏は丸山学氏の講演を聴いたとき自分も講師に成りたいと思ったそうだ。
そして、講演が終わった後、講師の丸山氏のそばに行き、自分も講師になりたいから(丸山氏の)事務所に行ってもよいかといきなり「直球」をぶつけたそうだ。
講演を聴いた後、自分も講師になりたいと思う人はたくさんいるはずだ。
でも、その後、松尾氏がとったような行動に出る人はめったにいない。
失敗するかもしれないけど、何もしないよりはましと、すぐに行動に出る松尾氏の姿勢を見習うべきだ。松尾氏は直感的に「本当の目標」をその場で見つけてしまったのだ。
セミナー講師にいきなり「自分も講師になりたい」と言うのは無理としても、講師に対して受付や司会などのボランティアをかってでる方法はおすすめであるらしい。
その効用は次のとおりだ。
1セミナー開催の段取りがわかる
2主宰者の一員としてステータスがあがり、関係者の名刺も集まる。
3セミナーの後、講師との個人的な関係を結ぶことができる。
もちろん、無料でセミナーを聴くこともできる。
いきなり無名のままセミナーを開催してもうまくいかない。
最初は外部から講師を招いて、主催者としてセミナーを仕切る方法が有効だ。
外部の講師が有名であればそれだけで人を集めることができる。
最初から金銭的な儲けを考えてはいけない。
ほかにメリットはたくさんある。
たとえば、セミナー参加者の名簿が今後の見込み客リストになる。
また、有名講師を知っている主催者ということでネームバリューがつく。
さらに講師と知り合うことで情報を得、コミ
最初はセミナー講師になるといっても、実際どのような道筋でセミナー講師になれるのか、あるいはどのようにセミナーを主催すればいいのか、なかなかイメージできないものだ。
いちばん、手っ取り早い方法は、セミナー会場で、たとえボランティアでいいので主催者のお手伝いをすることだ。
現場で段取りの方法など直に体験できる。
セミナーにかかわる人脈が広がる。
もちろん、無料で主催者のセミナーを聞くこともできる。
最初から、ひとりでセミナー講師を務めるのは経験も浅いし、お客も集まらない。
デビューするならジョイントセミナーが最適である。
できれば相方は有名なセミナーが望ましい。
ここでも、もうけを追求してはならない。
有名講師と混じって、一緒に出られるだけでよしとしよう。
聴衆は有名講師だけでなく、あなたのスピーチも聞いてくれるだろう。
ネームバリューをあげる絶好のチャンスだ。
松尾氏が講師になれたのは、今日の特集で解説したように、ある時期特定の分野に集中して取り組んだことがあるからだ。
会社を辞め独立したあとNTTの代理店を営んでいたが、折り込みチラシやタウンページ、FaxDMなど広告にお金がかかりすぎ何とかならないかと思っていた。
そこで、出会ったのがブログである。ブログによって集客がはかれないか、それこそ脇目もふらず、一生懸命、本を読んで勉強した。電子メールさえ触ったことがない松尾氏の一からの挑戦である。
ブログ関連の本を読みながら、なかなか理解できないもののそれでも、試行錯誤でブログを書き続けているうちに、人気ブログランキングの上位に表示されるようになる。
そのことで、ブログ作成のノウハウを教えてほしいという依頼が舞い込んでくるようになり、セミナーで多くの人に広めることができないかと考えるようになった。
以上が、松尾氏の講師をめざすきっかけとなった話であるが、まさに、「ゴール」をみつけ、スキルを磨くとともに、いろいろな人と出会い、わくわくどきどきしながら、事業を発展させてきているのである。
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